·金融政策·公式FRB(米連邦準備制度理事会)
トランプ大統領が次のFRB議長にケビン・ウォーシュ元理事を指名すると発表し、利下げが遠のくとの見方からドルが買われ、最高値圏にあった銀は1日で31%、金は11%下落した。
米 CME が直前に銀先物の証拠金を9%から11%に引き上げていたことも、持ち高の手じまいを加速させたと報じられた。
1月30日、トランプ大統領はパウエル議長の後任にウォーシュ元理事を指名すると発表した。ウォーシュ氏はインフレに厳しい「タカ派」とみられており、市場はFRBがトランプ大統領の求める大幅な利下げには応じないとの合図と受け止めた。
金は前日まで1オンス5,600ドル台の最高値をつけ、銀も120ドル台まで急騰した直後だった。COMEX の銀先物は31.37%安の78.53ドルで取引を終え、1980年3月以来の大きな下げとなった。米国の金先物は11.39%下落して5,000ドルを割り込んだ。
ウォーシュ氏は5月22日に議長に就任し、9月16日の FOMC では利上げに踏み切った。金はその後も下落基調が続き、10月には1月の最高値から2割あまり安い水準で推移している。